こんにちは。オーキド院長です。
首や腰・膝などが痛い人
『オムロンの低周波治療器でオススメが知りたい。
というか、、、本当にオムロンでいいのだろうか…?』
こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私は、
1979年生まれ 柔道整復師
19歳の時に整骨院の師匠に弟子入り
東京都台東区浅草橋にて『おおぞら整骨院』開業
福井県小浜市大手町にて『おあしす鍼灸整骨院(現:あゆみ整骨院)』開業
福井県小浜市雲浜にて『おあしす整骨院』開業
現在、整骨院は『あゆみ整骨院』のみ経営
のべ8万人の施術にあたる。
あゆみ整骨院で購入した治療器
『低周波治療器』
・伊藤超短波株式会社
3D刺激装置 ES-525 ×2台
・株式会社日本メディックス
セダンテ ラディア
『超音波治療器』
・伊藤超短波株式会社
イトー US-750 ×2台
『高周波温熱機器』
・酒井医療株式会社
フィジオ ラジオスティム
『圧力波治療器』
・酒井医療株式会社
フィジオ ショックマスター
『全身振動刺激トレーニング装置』
・Novotec Medical GmbH(ドイツ)
Galileo
『ウォーターベッド マッサージ療法』
・オージー技研株式会社
シーザス・ハイドラ HS-21 ×2台
『赤外線治療器』
・株式会社日本メディックス
セラピア3300 ×2台
あゆみ整骨院で実際に使用している治療器を元に、ご家庭でも使える電気治療器をおすすめしていきます。
オムロンの低周波治療器でおすすめは『HV-F602T』です

結論として、『オムロン コードレス 低周波治療器 HV-F602T』がおすすめです。
なぜかというと、
コードレスである
周波数・パルス幅が広い
マイクロカレントモードが使える
からです。
コードレスである
コードレスってそんなに重要?と思う方もいるかもしれませんが、
結論、めっちゃ重要です。
なぜなら、コードがないので治療しながら動けるからです。
具体的には、20分以上低周波をあてると内因性除痛物質が出ると言われていますので、
電気を流したら20分以上はあてると思います。
その時間、じっとしていることは少ないと思います。
家事をしたり、仕事したりなど・・・
身体を動かしながら使用したいときにコードレスはとっても便利ですよね。
周波数・パルス幅が広い
低周波は、周波数やパルス幅を正しく設定することで効果が全然違ってきます。
理由は、筋肉の状態によって使用する周波数やパルス幅が違うからです。
具体的に低周波(1秒当たりの刺激の回数)は、
捻挫などの急性期には100~200 Hz、
1週間以上たっているような慢性期の肩こり、腰痛などには1~10Hz(トントン)や15~30Hz(グイグイ)を使用し、
パルス幅(数字が大きくなるほど刺激が強い)は
急性期では10~20μsec、
慢性期では50~100μsecを使用するとよいと言われています。
詳しくは下記をご参照ください。
低周波治療器は本当に効果があるのか?【おすすめの治療器も教えます】
では、『オムロン コードレス 低周波治療器 HV-F602T』の周波数、パルス幅はどうなっているでしょう。
基本周波数・・・・0.2~108Hz
最大パルス幅・・・低周波モード:100μsec
基本周波数は0.2~108Hzまで対応していますので、
どちらかというと慢性期(1~10Hzや15~30Hz)の使用を想定した治療器だということが分かります。
そしてパルス幅は最大で100μsecなので、
力強く揉むようなモードも使用可能になっています。
実際、コースは『もむ・リズムたたき・指圧・たたき』となってますね。
ただし、刺激は弱くした方が効果があると言われていますので、
あまり強くし過ぎない方がいいと思います。
あと、腕・肩・腰・関節・ふくらはぎの5か所の部位を選択できるようになってますね。
これは、筋肉の大きさによって反応する周波数が違うからです。
具体的には、太ももの筋肉などの大きい筋肉には20~30Hzくらい、
前腕などの小さい筋肉には80~100Hzがよく反応します。
他にも、アプリで部位を選択すれば、
周波数やパルス幅を自動で調節してくれる機能が付いているので便利ですね。
マイクロカレントモードが使える
あとは、『マイクロカレント(微弱電流)』モードがあるので、1週間以内の捻挫や打撲など、熱感のある痛みを抑えたり、治癒を早める効果も期待できそうですね。
マイクロカレント(微弱電流)はほとんど刺激がなく、
1日8時間程度の長時間使用することを前提としていますので、コードレス低周波治療器にピッタリの機能ですね。
コードレス低周波治療器 HV-F601T/HV-F602Tの説明書は同じです。
では、オムロンの他の低周波治療器も見ていきます。
比較の参考にして頂ければと思います。
オムロン 温熱低周波治療器 HV-F312

基本周波数 0.7 ~ 1200 Hz
最大パルス幅 100 μsec
基本周波数は0.7 ~ 1200 Hzで中周波域に少しかかっていますので、比較的深い筋肉にも低周波が届くと予想されます。
なぜ中周波を使うのかは下記をご参照ください。
低周波治療器は本当に効果があるのか?【おすすめの治療器も教えます】~なぜ中周波や高周波、ハイボルテージを使用するのか~
さらに、『オムロン 温熱低周波治療器 HV-F312』には温熱の機能もありますので、
血行を良くすることも期待できますね。
ただし、1週間以内の捻挫や患部が熱を持っている場合など急性期の痛みには
炎症をひどくしてしまう可能性があるので
あまり温めたり、ぐいぐい揉まない方がいいと思います。
その場合には先ほどご紹介した『オムロン コードレス低周波治療器 HV-F602T』の『マイクロカレント』モードを使うといいと思います。
この『オムロン 温熱低周波治療器 HV-F312』は、
最大パルス幅が100 μsec(慢性期は50~100μsec推奨)あって
温熱も付いているので、
ぐいぐい揉んでさらに温熱で身体を温めるイメージの治療器です。
温熱低周波治療器 HV-F311/HV-F312/HV-F313/HV-F314の説明書は同じです。
オムロン 低周波治療器 温熱パッド HV-F320

基本周波数 0.7 ~ 108 Hz
最大パルス幅 100 μsec
『オムロン 低周波治療器 温熱パッド HV-F320』は、上記の『オムロン 温熱低周波治療器 HV-F312』の中周波(1,001Hz~10,000Hz以下)が無いバージョンですね。
基本周波数が0.7 ~ 108 Hzなので慢性期(1~10Hzや15~30Hz)向きで、
浅い筋肉にアプローチしたい場合や、
本体が小さいので、持ち運びにも便利ですね。
HV-F320/F321/F322の説明書は同じです。
オムロン 低周波治療器HV-F022

基本周波数 約 1 ~ 238Hz
最大パルス幅 150 μsec
これは意外でした。
『オムロン 低周波治療器HV-F022』は、周波数が最大238Hz出るので、
急性期(周波数100~200 Hz、パルス幅10~20 μsec)の設定をうまくできれば、
捻挫や打撲など患部が熱を持った急性期にも対応できるかもしれませんね。
また、パルス幅が最大150 μsecなので、力強いもみ感があると思います。
ただ、1週間以上たっている慢性期に使用したいときに15分で電源が切れてしまうので、
内因性除痛物質が出るとされる20分以上あてたいときには再度電源を入れる必要があります。
オムロン電気治療器 HV-F5200

発振周波数 約 1 〜 1200 Hz
パルス幅・・・説明書に記載なし
こちらも中周波域(1,001Hz~10,000Hz以下)に入っていますので、
比較的深く低周波が入る治療器です。
オムロンの温熱低周波治療器の中では大判の温熱サポーターが付き、
本体、スイッチ、画面が大きいので操作しやすいのが特徴ですね。
大型温熱サポーターと中周波で、深い筋肉の血行を良くする効果が期待できるので、
慢性的な肩こり腰痛にピッタリだと思います。
電気治療器 HV-F5000/HV-F5001/HV-F5200/HV-F5201/HV-F9520の説明書は同じです。
電気治療器 HV-F5200/HV-F5000簡単操作ガイド
オムロン低周波治療器HV-F5000

発振周波数 約 1 〜 1200 Hz
パルス幅・・・説明書に記載なし
こちらは上記の『オムロン電気治療器 HV-F5200』の『大型温熱サポーター』が付いていないものになります。
他の仕様は同じなので、温熱が要らないという方はこちらがおすすめです。
電気治療器 HV-F5000/HV-F5001/HV-F5200/HV-F5201/HV-F9520の説明書は同じです。
電気治療器 HV-F5200/HV-F5000かんたん操作ガイド
オムロン低周波治療器HV-F5000
オムロン ひざ電気治療バンド HV-F971

基本周波数 1~250 Hz
最大パルス幅 60 μ秒
こちらは膝専用の低周波治療器ですね。
基本周波数が1~250 Hzなので、
急性期(100~200 Hz)にも慢性期(1~10Hzや15~30Hz)にも対応できるうえ、
パルス幅も最大60 μ秒なので、
急性期(10~20μsec)と慢性期(50~100μsec)をカバーしています。
家庭用低周波治療器は1週間以上経過していて熱感のない慢性期向けのものが多いなか、
急性期にも対応できるのは珍しいですね。
さらに、治療中に歩行を推奨しているので、低周波を使った筋トレ(EMS)を狙っているのかなと思います。
他とは一線を画した、おもしろいコンセプトの低周波治療器だと思います。
ひざ電器治療バンド HV-F710/HV-F971の説明書は同じです。
オムロン 低周波治療器 エレパルス HV-F128

発振周波数 約 1 ~ 1200Hz
パルス幅・・・説明書に記載なし
商品名に『パルス』と入っているのになぜかパルス幅の記載がない。。。(笑)
でも、最大1200Hzの周波数の違う中周波を干渉させて、
その差分の低周波を身体に深く入れられることが期待できますね。
コースの選び方も、『すっきり』『じっくり』など直感的に選べる感じで簡単に使えそうです。
低周波治療器 HV-F128/HV-F140/HV-F141 エレパルスの説明書は同じです。
まとめ
オムロン コードレス 低周波治療器 HV-F602T
オムロンの低周波治療器で一番のおすすめです。
なぜなら、コードレスで低周波による筋肉のマッサージ効果が期待できることと、
マイクロカレントによる運動後などのクールダウンにも使えるからです。
オムロン 温熱低周波治療器 HV-F312
おすすめポイントは、
中周波による比較的深い筋肉へのアプローチが期待できることです。
また、温熱による血行促進で、慢性的な肩こり・腰痛などにおすすめできます。
オムロン 低周波治療器 温熱パッド HV-F320
おすすめポイントは、
小型のため持ち運びしやすいことです。
また、中周波は出ませんが温治療コースがあり、
浅い部分の慢性的な肩こり・腰痛などにおすすめです。
オムロン 低周波治療器HV-F022
おすすめポイントは、
低価格なのに、約 1 ~ 238Hzが出るので、きちんと設定できれば
捻挫や打撲など患部が熱を持った急性期に対応できることです。
さらに、パルス幅もシリーズ最大の150 μsecに設定すれば、
力強いもみ感が期待できます。
オムロン電気治療器 HV-F5200
おすすめポイントは、
大判の温熱サポーターが付き、
本体、スイッチ、画面が大きいので操作しやすいことです。
さらに中周波を併用することで、深い筋肉の血行を良くする効果が期待できます。
オムロン低周波治療器HV-F5000
『オムロン電気治療器 HV-F5200』の『大型温熱サポーター』が付いていないものになります。
他の仕様は同じなので、温熱が要らないという方はこちらがおすすめです。
オムロン ひざ電気治療バンド HV-F971
急性期にも慢性期にも対応でき、運動しながらの使用を推奨している珍しい低周波治療器です。
膝が痛む方にはぜひおすすめしたいです。
オムロン 低周波治療器 エレパルス HV-F128
おすすめポイントは、
中周波を使って身体の比較的深部に低周波を入れられることと、
『すっきり』『じっくり』などコースを直感的に選べることです。
以上、いかがでしたでしょうか。
ご自分に合った低周波治療器を見つける参考になればと思います。
それでは!
※注意書き
治療機器に関しては、各社いろいろな考え方があります。
このページに登場する情報・見解はあくまでも私個人の見解であり、その真偽を確定するものではありません。