低周波治療器は本当に効果があるのか?【おすすめの治療器も教えます】

低周波


こんにちは。オーキド院長です。


「低周波治療器を購入するか迷っている。

というか、、、本当に効果があるのだろうか…?

使ったことがあるが、効果がなかった。

早く痛みを取りたいので、本当に効果のある低周波治療器の情報を知りたい。」


こういった疑問にお答えします。

 

 

1.本当に効果があるの?【携帯用低周波治療器でも、使い方次第で医療機関などで使用しているものに近い効果が期待できます】

2.オススメの低周波治療器は『フィジオアクティブHV』です【高価です】

3.低価格帯の低周波治療器【安くても目的と設定次第で使えます】



この記事を書いている私は、

1979年生まれ 柔道整復師

19歳の時に整骨院の師匠に弟子入り

東京都台東区浅草橋にて『おおぞら整骨院』開業

福井県小浜市大手町にて『おあしす鍼灸整骨院(現:あゆみ整骨院)』開業

福井県小浜市雲浜にて『おあしす整骨院』開業

現在、整骨院は『あゆみ整骨院』のみ経営

のべ8万人の施術にあたる。


あゆみ整骨院で購入した治療器

『低周波治療器』

・伊藤超短波株式会社

イトー ES-515

総合刺激装置 ES-530

AT-mini

RUCOE RUN

3D刺激装置 ES-525 ×2台


・株式会社日本メディックス

セダンテ ラディア

『超音波治療器』

・伊藤超短波株式会社

イトー US-750 ×2台

 

『高周波温熱機器』

・酒井医療株式会社

フィジオ ラジオスティム


『圧力波治療器』

・酒井医療株式会社

フィジオ ショックマスター

 

『全身振動刺激トレーニング装置』

・Novotec Medical GmbH(ドイツ)

Galileo

 

『ウォーターベッド マッサージ療法』

・オージー技研株式会社

シーザス・ハイドラ HS-21 ×2台

 

『赤外線治療器』

・株式会社日本メディックス

セラピア3300 ×2台

 

整骨院で実際に使用している治療器を元に、ご家庭でも使える電気治療器をおすすめしていきます。

 

本当に効果があるの?

結論【携帯用低周波治療器でも、使い方次第で医療機関などで使用しているものに近い効果が期待できます】

1800年代から始まったとされる低周波治療は今や医療、スポーツなどで欠かせないものとなっており、頭痛・腰痛・50肩・捻挫などの治療を目的として使用されています。

病院や整骨院での保険治療も適用されるので、国がその効果を認めている治療法です。


周波数やパルス幅をきちんと設定すれば、携帯用でも医療機器に近い効果が見込めます。


医療やスポーツなどで使われている医療機器はたいへん高価で治療効果も高いですが、

それらに近い周波数やパルス幅が使える携帯用治療器も種類が増えてきました。


今回は医療機関などで使われているものと同じような設定で使える携帯用治療機器をご紹介します。


オススメの低周波治療器は「フィジオアクティブHV」です【高価です】



結論として、フィジオアクティブHVがおすすめです。


携帯用としてはとても高価なので、万人におすすめできるわけではありませんが、

現在、携帯できる治療機器の中ではトップクラスにおすすめです。

でも、あとからお求めやすいものもおすすめしますのでご心配なく。


ではなぜフィジオアクティブを一番おすすめするかというと、

身体の深部に低周波を流せるハイボルテージ低周波治療器だからです。


ハイボルテージ?高電圧?

と聞いても何がいいのか分からないという方のために、少し説明しますね。

周波数は大きく3つに分類されます

 

1,000Hz以下・・・・・・・・・低周波

1,001Hz~10,000Hz以下・・・中周波

10,000Hz以上 ・・・・・・・・高周波

 

なぜ中周波や高周波、ハイボルテージを使用するのか


まず大前提として、人の神経が反応する領域は低周波です。


では、なぜ中周波や高周波、ハイボルテージを使用するかというと、深く低周波を入れるためです。


皮膚には抵抗がありますので、異なる周波数の中周波や高周波をぶつけあったり、ハイボルテージを使ってその抵抗を低くすることで、低周波を深く身体に入れることができます。


具体的には、ハイボルテージなどを使って深く低周波を入れることによって、

痛みの緩和や神経のしびれ、片麻痺の回復などの効果が期待できます。


医療やスポーツの現場で実際に使われているので、エビデンス(根拠)も豊富にあります。




ただし、ただ単に深く低周波が入ればいいということではなく、

 

皮膚から浅い筋肉には普通の低周波、

皮膚から深い筋肉には中周波や高周波、ハイボルテージと、

治療したい筋肉の深さによって周波数を適切に選ぶことが大切です。

 

 

周波数とは


ところで、低周波というのは1,000Hz以下の周波数の電気ということは分かって頂けたと思いますが、

そもそも周波数とは何かというと1秒間の振幅の数のことをいいます。


電気の波が1秒間に1回振幅したら1Hzですね。

それが1,000回以下だと低周波ということです。

これを実際にどのような設定で治療に使うかというと、

捻挫などで痛めてすぐの急性期には100~200 Hz

1週間以上たっているような慢性期の痛みには1~10Hz15~30Hzを使用します。

1~10Hzはトントンと動き、15~30Hzは揉むような動きになります。



急性期の捻挫に1~30Hzを使用すると血行が良くなり、炎症がひどくなる可能性があるので設定には注意が必要です。

パルス幅とは


周波数のことはある程度説明できましたが、実はもう一つ大事な指標があります。

それは『パルス幅』です。

大丈夫です。難しくありません(笑)

パルス幅とは、『電流の流れている時間』のことです。


50μsec(マイクロ秒)を真ん中として、

捻挫などで痛めてすぐの急性期には、筋肉をあまり動かさないよう10~20μsecで、

1週間以上たっているような慢性期の痛みには、筋肉にたくさん刺激が加わるよう50~100μsecを使用します。

電極パッドを付ける場所


最後に電極パッドを付ける場所ですが、

筋腹(筋肉が盛り上がっているところ)に貼ってください。


関節の近くに貼ると関節の間が詰まり、治療とは違う痛みが出ることがありますのでご注意ください。


では、いよいよこれらを踏まえて各治療器の特徴を説明していきますね。


フィジオアクティブHV

フィジオアクティブHV

出力周波数 ・・・ 1~200Hz

パルス幅・・・・ 10~50μsec

 


まず周波数ですが、1~200Hz対応なので、

急性期(100~200 Hz)から慢性期(1~10Hzや15~30Hz)までフルに対応できますね。


パルス幅も10~50μsec(ハイボルテージ治療器は50μsecがMAX)なので、

急性期(10~20μsec)から慢性期(50~100μsec)までフルに対応できます。


さらに、ハイボルテージ(高電圧)を加えることで深部まで低周波を伝えることができます。


これが冒頭にお伝えしたフィジオアクティブHVをおすすめする理由です。

低価格帯の低周波治療器【安くても目的と設定次第で使えます】


いよいよ、低価格帯の低周波治療器をご紹介します。

安いですが、目的と設定次第で効果を出すことが期待できます。


OMRON(オムロン)コードレス低周波治療器 HV-F602T

OMRON(オムロン)コードレス低周波治療器 HV-F602T

基本周波数・・・・0.2~108Hz

最大パルス幅・・・低周波モード:100μsec


周波数が0.2~108Hzということで、どちらかというと慢性的な痛みに強いという印象ですね。

パルス幅はMAXが100μsecとあるので、急性から慢性まで対応できそうですね。

周波数を見る限りでは、慢性的な肩こり・腰痛に効果が期待できると思われます。

OMRON(オムロン)コードレス低周波治療器 HV-F602T


Panasonic(パナソニック)全身用 低周波治療器 おうちリフレ EW-NA65

Panasonic(パナソニック)全身用 低周波治療器 おうちリフレ EW-NA65

基本周波数・・・・約3~125 Hz

最大パルス幅・・・200μsec



こちらも周波数は100ちょっとなので、慢性期よりですね。

ただ、最大パルス幅が200μsecなので刺激感が欲しい方はこちらがいいかもしれません。

Panasonic(パナソニック)全身用 低周波治療器 おうちリフレ EW-NA65


さいごに



いかがでしたでしょうか。


携帯用治療器でも、周波数とパルス幅をうまく使えば医療機器に近い治療が期待できることが分かって頂けたと思います。

ただし、下記2つは中周波や高周波、ハイボルテージではないため、身体の深くまで低周波を伝えることは期待できません。

しかし、身体の表面に近い筋肉にアプローチしたいときにはピッタリの治療器なので、目的に応じて使用してください。

また、パッドを貼る場所や出力(強さ)などには十分気を付けてご使用くださいね。

それでは!

 

※注意書き
治療機器に関しては、各社いろいろな考え方があります。
このページに登場する情報・見解はあくまでも私個人の見解であり、その真偽を確定するものではありません。

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